匿名掲示板の意義
多発している銀行やクレジットカード会社の個人情報漏洩事件から個人情報保護意識が高まっていることもあり、特に団体や組織のバックアップのないユーザーにとって、ネット上で見ず知らずの何者かに自己を特定されてしまう懸念はとても強いものになっている。それを示すように、個人情報である住所、電話番号、氏名などが書き込まれた場合、その情報が削除される掲示板は多い(ただし、単に氏名のみの公開では、それが悪戯であっても「どこの誰かが特定できない」と言う理由で削除されない場合もある)。実際に、個人情報が掲示板上に書き込まれることによって、不特定多数からその人に対してのイタズラが立て続けに起こることがある。
また、書き込み内容から個人の政治的思想や性的指向も知りうるため、当人とは何の縁もない者でもそれに尾ヒレを付けて歪曲し、大げさに誹謗中傷や名誉毀損・侮辱的発言を行うことが可能である。さらに一度流れ出た情報を止めることは不可能なので、未然にそういった被害から個人の身を守るためには一定の匿名性を確保されなければならないという声もある。
匿名性が確保されているため、現実世界では言いづらい発言をすることも可能である。例えば企業犯罪や組織犯罪などの内部告発を行う、劣悪な労働環境を公にしやすい、世間体に縛られずに自由な議論を出来るといった有益な利用が可能な面も存在する。従って、現実世界で発言した場合、過激団体から狙われるような政治的発言も行える自由がある。
ハンドルネームやIDさえも用いない匿名掲示板の場合、発言者がその掲示板内においても同一性を保てないため、個人攻撃やメンバーの固定化を生む対人コミュニティそのものが形成されず、議題そのものからぶれることなく議論が続けられる。
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2009年3月26日|
カテゴリー:画像掲示板
